映画「0円キッチン」に思うことつれづれ

逗子のCINEMA AMIGO さんで開催されたCINEMA CANNING「 瓶詰め:「有機野菜の贅沢ベジタブルパテ “パリジェンヌ”」づくり&0円キッチン上映会」に先日参加してきました。

現在のわたしたちの世界で生産される3分の1の食料は廃棄されており、その量は毎年13億トンにもなるのだそう。

映画「0円キッチン」は、「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィドが廃油で走るキッチンカーでヨーロッパ5カ国の旅へ出発するというロードムービーです。


会場には、1週間オフィスに飾られて廃棄となったお花がリサイクルして飾られていました。
食べ物以外にも、いまのわたしたちの社会は本当にたくさんの「もったいない」を生み出しているんですね。
なんだか、残念。。。でもこんな風にきれいに飾ってくれる人に出会えたお花は幸せ、ですね♪
出会えてよかった♡

まずは、第一部の瓶詰づくりでは、規格外だったりいろいろな理由ではじかれて廃棄に予定になっていた「もったいない野菜」たちで野菜のパテを作りました。

   

どのお野菜も新鮮でピカピカなのに、知らないところで廃棄されていたなんて、、、と、なんだかやりきれない思い。生産・流通・販売の過程で作った野菜の4割は廃棄されているといいます。

例えば、20㎝のほうれん草が流通の規格とされていたとして、農家さんが20㎝のほうれん草を作る。でも、中には30㎝、40㎝に成長するほうれん草もある。ところが、そのほうれん草も出荷してしまうと積載効率が悪くなるということで流通に乗せることができずにはじかれてしまい市場に出回ることができない、というのです。
味や品質は問題なくて、せっかく育ってくれたいのちをそんな風に捨てているなんて。なんだか本当にとても悲しい。

昨年から友人たちと畑作業をしているのですが、畑にいればそれぞれの作物の育ちは一様ではなくて多様なのは当たり前。人参だってまっすぐなものばかりじゃないし、子どもたちが種まきを手伝ってくれた苗はぎゅうぎゅうに育って形もサイズもバラバラ。

でも味はとても濃くて、土の匂いがして。とてもとても、捨てられません。

形や、輸送コストのために捨ててしまう流通過程は、わたしたち生活者一人一人が土から離れて、生産者さんからも離れてしまったことに原因の根っこがあるのかも、、、、なんて思ったりもします。

今回はこのイベントのためにそんな「もったいない野菜」6種類を20kgずつ、120kgを購入したのだとか。私たち参加者は4㎏分の野菜もお土産に頂いて帰ってきました。


さて、瓶詰づくりがひと段落したら、「もったいない野菜」のプレートランチをいただいて映画鑑賞。
どのお野菜も味が濃くて、その野菜の味といのちを優しく引き出されたプレートはなんだか元気の出るものばかり。
そして、おいしいごはんを食べた後、暗くなった室内で母の願いどおり3歳の息子は熟睡お昼寝で、母の映画鑑賞準備も万端♪

小さい人がいる生活だと、映画ってなかなかハードルが高いので、子連れで鑑賞できるこういう機会はホントありがたいです☆

「0円キッチン」は、世界で生産される食料の3分の1が廃棄されている現実を受け、キッチン付き廃油カーで廃棄食材料理を届けながらヨーロッパをめぐる旅を追ったドキュメンタリー。

食べられることなく廃棄される食料は世界で年間約13億トン、ヨーロッパだけでも8900万トンにものぼります。ジャーナリストで「食料救出人」のダービドは、植物油の廃油で走行できるように改造した車に、ゴミ箱で作ったキッチンカーを取り付け、ヨーロッパ5カ国をめぐる旅をスタートさせるのです。各地で廃棄予定の食物を使った料理をふるまうダービドと人々とのコミュニケーションから、現在抱えている食の問題、そして未来を考えていくというストーリー。

なんというか、自分が毎日命をつなぐ食べに食べている食べのものの背景にこんな現実があるということを、あらためて知ってショックでやりきれない思いはあるのだけれど。

それ以上に、そういう現実に対してユーモアとアイディアで行動を起こして、社会を変えていく人たちの勇気と行動力と笑顔とパワーに、希望と勇気を与えられた時間でもありました。

どんなときにも、どんな場所にも希望のタネはある。

そのタネを自分の中にも根付かせて、大事に育てて行動に移していくこと。

世界は広くて、自分ひとりの力は小さくて。どうしようもない、と嘆くのは簡単だけれど、でも待って。

自分の住む小さな場所で、小さなことを始めていくことはできるかもしれない。で、始めたら、はじめは小さくても1人、2人と仲間が集まって少しづつ大きなことにつなげていけるかもしれないから。

わたしも、今回のイベントでいただいたタネを自分の場所でできることを始めるきっけにしたいな、と思います。

「もったいない野菜」を使って、みんなでワイワイご飯を作って一緒に食べて、お持ち帰りもできるドゥーラごはんの会でも始めてみようかなぁ。
ドリカムの歌じゃないけど「おいしい」から「うれしい、楽しい、大好き♪」がたくさん広がっていけばうれしい。

 で、やっぱりね、私たち一人一人がもっと土に還るというか畑とか田んぼとか自分のいのちを支えてくれているもののある場所にどんどん出かけてみていって、体験してくることも大事なんじゃないかなぁと思います。

 わたしたち生活者の消費行動や意識が変われば、「もったいない野菜」たちが生まれてしまうような仕組みだってきっと変えられる。その仕組みを作ってしまったのもわたしたちなんだから。

 見ているとお腹が空いて。そしてなんだか勇気と元気が湧いてくるこの映画。

 ぜひ見てみてくださいネ♡

 

 

2017-01-28 | Posted in blogNo Comments » 

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