「きょうはそらにまるいつき」

9/15は中秋の名月でしたね。
みなさま、お月見できましたか?
いつもよりも多くの人が空を見上げる、お月見という習慣、私はとてもすてきだなぁと思います。
空を見上げると、なんとなく呼吸が深くなって。大きなものに見守られているような、そんな安心感がある気がします。
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そして、今日9/17 今日はうお座の満月。
2016年のこの秋は、大きなエネルギー変化の時、と、いろいろな人がメッセージを発信していて。
私自身も、私の周囲も実際に大きく変化していっているので、そのことを実感している今日この頃。

宇宙のリズム、月や太陽のリズムや運行って、実は私たち一人一人にもとても大きく作用しているんですよね。
だって私たちも、宇宙の中の地球に生きているいのちなので。
宇宙とわたしたちはひとつのもの。
本当は、見えるものも見えないものも、そんな風にどこか深いところでつながっている。

雲の中に見え隠れする、満月のやわらかでパワフルな光を浴びながら、ふとそんなことを思う夜。

今回ご紹介するのは、そんな空の月を見上げるのにピッタリなこの季節に贈り物のように届いた荒井良二さんの新作絵本「きょうはそらにまるいつき」。
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あかちゃんがそらを見上げるとき、遠くの海でクジラが跳ねるとき。
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男の子が、女の子が帰り道にふと空を見上げるとき。
みんなのうえにまるいつきが輝いている。
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ごほうびみたいなおつきさまが。

姉妹版のような「あさになったのでまどをあけますよ」は、以前にここでもご紹介した絵本。
日々の何気ない暮らしの繰り返しのよろこびを、朝の光を感じる色あざやかな絵で綴っていました。
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この「きょうはそらにまるいつき」は、夜のしっとりとした優しい光とともに、そんな暮らしの中の繰り返しの喜びと、人々の日常に寄り添う自然を月に託して描かれた絵本だと思います。

いい時も、悪い時も。悲しい時も、うれしい時も。
どんな時も、だれの上にも月は輝きを変えずにいつも私たちの上で光を放っていて。
私たちは等しく、月の光を浴びている。

なんだか自分が嫌いになってしまったり、世界でたった一人ぼっちのような気がしてしまう夜だって誰にもきっとあるけれど。
でもそんな夜でも、月はみんなを見ていてくれる。

下を向いてしまいそうな日も、ふと空を見上げてみればそこにはきっとお月さまが。
満月のように光り輝いていない日も、曇り空で見えない日も。
見上げたその先には、いつも自分を見守ってくれている存在があるということを感じられることは、日常という旅を続ける私たちの、ささやかな勇気になるような。そんな気がします。

いつだって、どんなときだって。きょうもそらにはまるいつき。だからね、だいじょうぶ。
あなたも、わたしも。
まあるい気持ちで、まっすぐに。

 

2016-09-17 | Posted in おとなのための絵本の森No Comments » 

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